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International Critical Commentaryといえば、19世紀終わりから20世紀にかけて出版された、聖書66巻をカバーする、原語からの釈義と考古学的視点を取り入れた、高等批評学の影響をある程度受けている、それでも今なお重宝する聖書注解書シリーズです。それぞれの巻に名づけられている"A Critical and Exegetical Commentary"という名にも、その特徴が現れています。
LogosではDownloadバージョンですら全巻で$1,093.85、
Amazon.com
のCD-ROMバージョンでは$1,750.00もする超高級品(2008/10/14現在)!同じ著者ではないので、当たり外れもありますし、なかなか手が出ないシリーズでした。
しかし、その大半が無料のPDFファイルでダウンロードできるとしたら、なんということでしょう!!!
Biblical Studies and Technological Toolsと
NT Resources Blogにて、そんな夢のような情報が紹介されていました・・・
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先頃、
ECPA (Evangelical Christian Publishers Association)から、恒例の優秀作品賞が発表されました。2008年の最優秀本に輝いたのがこの本(CD)!
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英語文献の読書に欠かせないのが英日辞書。最近ではネット上で多くの辞書が利用でき、検索もすばやいので、書籍としてはほとんど必要ないように感じます。単語を調べるだけならそれでいいでしょうが、前置詞の使い方や慣用句はなかなか調べられません。たとえば現在進行中の
読書会にて登場した「fear of ~」という言い回しは、「~が恐れる恐れ」ではなく「~を恐れる恐れ」という意味です。これを普通の単語辞書で調べようとしてもなかなかみつかりません。
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聖書考古学は、紀元前約3000年ごろから紀元後1世紀あたりを網羅し、発掘場所としては中・近東、エジプトに及び、言語的にはエブラ語、フルリ語、フェニキア語、アッカディア語、ウガリット語、アラム語、アラビア語、ヘブル語、ギリシャ語、ラテン語、コプト語などを網羅する、非常に幅広い学問です。この非常に幅広い学問に携わる学者たちの地道道な発掘・研究成果の最終結果である翻訳版聖書を大半のクリスチャンは使い、信仰生活を送ります。確かに本屋でお金を払って聖書を買うのは個々人なのですが、その背後に数え切れない学者たちの労力があることを覚え、感謝して聖書を読みたいと思います。
前述のとおり聖書考古学は幅広い学問ですので、その全体像を知るための事典類の編纂にも苦労の跡が見えます。地理的順序で書き上げようとする事典は、一つの地域の中で数千年の時代の差がある場合の編集の仕方に非常に苦労しています。歴史的順序で書き上げようとする事典は、一つの地域における歴史的推移を書くことができず、苦労します。言語は地域に限定されていないため、言語別に編集された事典を見ることはほとんどありませんが、言語の特徴に触れないのであれば、その学問は古代史という歴史の一分野になってしまいますので、聖書考古学の事典としては非常に物足りません。世界史の本がしばしば使っている分類方法(ある地域のある特定の年代に起こった出来事などを章単位で取り扱う方法)に従う事典もあります。しかし、考古学は聞きなれない用語も非常に多く、事典とともに辞書の機能も果たしてほしい、という聖書考古学初心者の要求を満たすものではありません。簡単にまとめられ、かつ内容も最新で深く、専門用語をすぐに調べることができ、しかも関連性のある話題の全体像を学ぶことができる聖書考古学の事典・辞書系書物があると非常に便利です。そこでお薦めの本は・・・
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旧約聖書のほうが新約聖書以上に難しいと感じておられる方は多いと思います。書簡数も多いですし、書かれている背景も多様です。さらに難しいのは、いわゆる緒論とよばれる領域です。旧約聖書本文がどのように39書簡にまとめられていったのか(正典性)、モーセ五書がどのように記されていったのか(JEDP説の評価)、ヘブル語写本にはどのような種類があるのか、翻訳版にはどのような種類と影響力があるのか、外典とか偽典とは何か、ユダヤ人の伝承的文章は旧約聖書とどのようなかかわりがあるのか、そしてそれぞれの書簡は誰によっていつ書かれたのか、といった課題を緒論は取り扱います。あらゆる点において旧約聖書は新約聖書より情報量が多いですから、適切に、しかも諸学説を網羅した、それでいて保守的な立場を学問的にも分かりやすく弁明した旧約緒論の良書が必要です。そんな最適な本がこれです。
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